10月3日,「共創型企業・人材展開プログラム」の第6期開講式を開催し,首都圏等からプログラムに参加する研究員,その研究員を受け入れる参画企業などから35人が参加しました。
本プログラムは,本学と協同組合全国企業振興センター(アイコック)および株式会社北國フィナンシャルホールディングス,石川県が共同で,石川県企業の活性化や人材の高度化を図り,産業の持続的発展に貢献することを目的に,首都圏等の中核人材を企業にマッチングし,その定着を図る事業です。
これまでに5期が修了し,35社37名のマッチングが成立しています。さらに,そのうち24名はプログラム終了後に地域に定着するなど,着実な成果を上げています。
開会に際し,和田隆志学長のあいさつに続いて,本プログラム実施責任者である,人間社会研究域経済学経営学系の佐藤教授から事業の概要について説明がありました。今年度マッチングされた中核人材は,令和6年10月から翌年3月までの6カ月間,課題解決に従事しつつ,リカレント教育を受けて,能力向上を図ります。また,本学の客員研究員として,専門教員の指導を受けながら,企業・産業の課題解決とその共創的な発展に関する研究に携わります。
その後,先端科学・社会共創推進機構長の中村慎一理事から研究員一人一人に委嘱状が授与され,首都圏などから参加した5名は,本学の客員研究員として企業の問題解決に取り組む決意を新たにしていました。最後に,企画評価・地域共創・広報戦略担当の三浦要理事から閉会のあいさつがありました。
研究員は原則,週4日は参画企業を訪問し,経営課題の整理・解決を行いながら,週1日は本学の「総合演習」「先端研究講義」「共創型人材シナリオゼミ」「地域ワークショップ」で教員・大学・専門家の知見を活用し,共創型企業・人材展開のための研究を行います。
このプログラムは,令和7年3月末までの事業となっています。