11月2日,角間キャンパスで第18回金沢大学ホームカミングデイを開催し,同窓生ら約200名が参加しました。
歓迎式典では,最初に金沢大学合唱団が校歌を斉唱した後,和田隆志学長から歓迎あいさつと本学の近況報告,金沢大学学友会会長の安宅建樹氏からあいさつがありました。
続いて,3名の本学学生から,学生の活動報告として,留学体験,大学院生研究活動,課外活動団体活動に関する発表がありました。特に課外活動団体活動報告では,本学体育会ヨット部から,令和6年能登半島地震により受けた影響の報告,各方面からの多大な支援に対する感謝,七尾湾での活動再開を目指す強い覚悟を話しました。
また,本年度は新たに若手研究者および卒業者の報告時間を設けました。まず,本学融合研究域融合科学系の藤生慎准教授からAIを活用した被災建物の損傷程度の自動判定システムや避難所の開設状況の分析に関する研究を報告しました。さらに,卒業者の活躍報告として市立輪島病院長(昭和58年医学部卒業)の品川誠氏より,市立輪島病院における能登半島地震への対応について報告がありました。
特別講演では,元北陸財務局長の西田直樹氏(昭和57年法文学部卒業)が「地域金融行政の歩みについて」をテーマに,バブル崩壊後の地域金融機関の破綻処理や東日本大震災からの復旧・復興への金融面での対応などについて講演し,参加者らは興味深く聞き入っていました。
歓迎式典後に開催された懇親交流会は,立食形式で開催され,学生時代を懐かしみながら思い出話に花を咲かせていました。さらに,若手同窓生に向けた新たな企画として,卒業から10年・20年を経過した方対象のランチ交流会を今年度新たに開催し,参加者は卒業後久しぶりに再開する同期との交流を楽しんでいました。