清家美帆博士講演会「令和時代のキャリアと選択 千里の道も一歩から」を開催

掲載日:2025-1-9
ニュース SDGs
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 12月25日,金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)と学務部キャリア支援室は,「KU博士キャリアセッション2024」の第5弾として清家美帆博士講演会「令和時代のキャリアと選択 千里の道も一歩から」を開催し,対面会場・オンライン配信合わせて約90名が参加しました。

 講師の広島大学大学院先進理工系科学研究科特定准教授の清家美帆博士は,本学の工学部から自然科学研究科博士後期課程へ進学し,本学で博士号を取得して羽ばたいた研究者です。2021年11月には「巨大閉鎖空間近未来都市の火災安全設計」という研究テーマでJST(科学技術振興機構)の創発的研究支援事業に採択されるなど,国内だけでなく世界も舞台にして活躍しています。

 森本章治教育担当理事による開会あいさつでは,清家博士の経歴や,博士が本学博士課程の「イノベーション創出若手研究人材養成」事業の対象者として,海外での研究・学修に取り組んでいたことなどの紹介があり,清家博士からは,JSTに採択された研究テーマの内容やそのテーマを選んだ理由,本学在学時代のことや研究者を目指した動機など、エピソードを交えたお話しがありました。また,博士キャリアについてもデータに基づき説明があり,特に海外では博士号取得に重要な意味と相応の待遇があること,博士の就職も決して難しいことではなく,ゼロから1を作り出せる人材を企業が常に求めていることなど,博士課程進学・博士号取得のメリットについて熱く語っていました。

 質疑応答の時間では,企業でなくアカデミアに進むこととした理由,博士課程の生活で楽しかったことなどの聴講者からの質問に丁寧に答え,国内外のさまざまなつながりと長く続く友人関係ができた博士学生時代の良さを改めて伝えていました。

  • 自身のエピソードも交えてお話する清家博士
  • 講演会の様子
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