1月19日,金沢駅前サテライトにて「城と歴史を活かしたまちづくり―冬の陣―」を実施し,高校生から70代まで10名が参加しました。
はじめに,伊藤悟名誉教授は東山や主計町の伝統的建造物群保存地区など歴史的景観の残る金沢において,歴史的環境の維持と継承が課題であると指摘し,金沢のイメージという観点からまちづくりを考える講座の趣旨を説明しました。次に,ブログの文章データを解析するブログマイニング手法を用いて,「金沢」をキーワードに北陸新幹線開通に伴う金沢のイメージの変化を分析し,かつては「小京都らしさ」として認識されていた都市が,地元を見直していく中で独自の資源を発掘し,PR方針を転換した事例をあげました。
受講生からは,「まちづくりに重要なポイントとどんな都市を目指せばイメージアップができるかを考えることができ,興味深かった」などの感想が聞かれました。