人間社会学域学校教育学類附属特別支援学校の吉岡学教諭は,視覚障がいのある子どもたちのために石突(白杖の先端部分)を開発しました。そして,全国の盲学校に通う児童・生徒1,500人分の石突の製作費を獲得するため,2月17日にクラウドファンディングをスタートさせました。
今回の石突は,ローラー型と呼ばれるもので、一般的に普及しているペンシル型と比べると,
①路面状況の把握向上…安全性の向上,安心感の増加
②軽量化…子どもでも扱いやすい,疲れにくい,手の負担になりにくい
③高耐久…壊れにくい,使いやすい
④メンテナンス性向上…部品交換時の業者不要,部品交換によるコスト(時間・費用)の軽減 などの点が改善されています。
2024年6月には,一般社団法人日本人間工学会から「人間工学グッドプラクティス賞 最優秀賞」を受賞しました。
実際にサンプルを試した子どもたちからは,「路面を手で撫でているように分かる」「歩くのが楽しい」という感想をいただいています。これを,盲学校に通う全国1,500人の子どもたちへ届けたいと思っています。
実現するためには,皆様からのご協力が不可欠です。ご関心を持っていただけた方は,ご支援いただけますよう,よろしくお願いします。
・クラウドファンディングWebページ(READYFOR株式会社)はこちら
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クラウドファンディングの表紙
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新開発の石突の特徴
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石突を開発し,グッドプラクティス賞を受賞した吉岡教諭
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メンテナンス性の向上