金沢大学は,文部科学省より,国立大学などの施設におけるカーボンニュートラルの実現に向けた,令和6年度の「ZEB化先導モデル法人(※)」に認定されました。
認定には,キャンパスの施設のカーボンニュートラルのみならず,教育研究も含めた先導的かつ全学的な取り組み状況、地域社会への貢献や波及効果が要件を満たす必要があります。本学の認定にあたっては,北陸未来共創フォーラムにおける,北陸地域の地方創生に向けた産学官金プラットフォームによるグリーン分野の技術革新や,文理医の知を融合した実証研究を推進し,最先端技術の社会実装に向けた未来知実証センターの取り組みなどが評価されました。
本学は,「カーボンニュートラルに向けた取り組み計画」を策定し,2050年カーボンニュートラルに向けて,オール金沢大学で「研究・開発」,「社会共創」,「教育」,「キャンパス」の4つの柱で取り組みを進めています。今回の認定を受けて,カーボンニュートラルに対する大学の役割を踏まえ,社会の発展を先導する視座の下,取り組みを一層加速化するとともに,全ての構成員と多様な組織が各々の立場を超え,学外の幅広いステークスホルダーとの連携により,世界トップクラスのイノベーションを共創することで,オール金沢大学で研究開発および人材育成をトップランナーとして推進し,社会に貢献していきます。
(※)カーボンニュートラルに先導的かつ全学的に取り組んでいる法人を「先導モデル法人」に認定し,施設整備事業(新増改築,老朽化した施設の改修など)における,『ZEB』,Nearly ZEBで求められている省エネ・創エネ基準(断熱性能の高い部材や高効率な照明,空調設備,太陽光発電設備等の導入など)の達成が見込まれる事業について,国が支援するもの。
「カーボンニュートラルに向けた取組計画2023改訂版」と「カーボンニュートラルProgress Report『e:C0Real』2024 vol.1」は,下記ページで公表しています。是非ご一読ください。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/social-engagement/esg/carbonneutrality
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金沢大学のカーボンニュートラルに向けた取り組み