本学附属中学校2年の林有沙さんが,2024年度に行われたスポーツクライミングの国内・国外の3大会(以下に詳細)のユースB女子リード競技において優勝しました。
出場した”ユースB(U16)“は各大会の最年少グループで,競技会開催年内に14歳または15歳になる選手が参加でき,林さんは2024年にこの条件に達し初出場ながら優勝。この結果で国際大会への参加権を掴み取り,2つの国際大会でも初出場で優勝しました。
小学1年生から競技を始めた林さんは,県外のクライミング施設に通い、現在はほぼ独学で練習をしています。153㎝と小柄な身長ながら,身長もパワーもある世界の強豪選手と渡り合うための技術を磨き,安全と配点を意識した戦略的なコースを見極める判断力を鍛え,ついにその努力が見事に実を結びました。
また,1月11日には,JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)の2024シーズン表彰式が行われ,2024年のユースを含むスポーツクライミング部門日本代表選手の中で顕著な活躍を見せた選手として,パリオリンピック出場の選手らに名を連ね,優秀選手賞を受賞しました。
あどけない笑顔で「まだまだ技術やスピード面の強化が必要」と語る林さんは,2025年度も日本選手権の3位以内入賞を目指し,国際大会への出場権獲得・連覇を狙います。夢はオリンピック出場。スポーツクライミング競技は,「スピード」+「ボルダー&リード」の複合種目※のため,単一種目に特化せず,競技全般を強化が必要です。今後も世界の難壁に挑戦し続ける姿から目が離せません。
※ 2024パリオリンピック時
2024年度戦績 年月左の( )内は,出場時年齢
・2024年 5月(13歳) 第12回リードユース日本選手権いわて盛岡大会 女子ユースB 優勝
・2024年 8月(14歳) IFSC 世界ユース選手権 貴陽 2024(開催地:中国) U16リード 優勝
・2024年11月(14歳) IFSCアジアユース選手権2024(開催地:インド) リード ユースB女子 優勝
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競技中の様子
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笑顔でガッツポーズ
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表彰台で歓喜の瞬間
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優勝メダルを手に笑顔でインタビューに応じる様子