3月3日,金沢大学先端観光科学研究所は,金沢市商工会議所と東京の日本橋ライフサイエンスビルディングの2会場にて、「復興と観光」をテーマにしたシンポジウムを金沢大学能登里山里海未来創造センターと共催し、対面とオンライン合わせて約100名が参加しました。
本シンポジウムは,能登半島地震以来,本研究所の教職員らが取り組んできた,「復興と観光」に関連する研究・教育・支援活動について紹介し,大学内外の関係者との情報共有を行うとともに,能登半島の復興・再生における観光ビジョンについての議論を深めるために開催したものです。
能登里山里海未来創造センター長である谷内江昭宏理事によるあいさつの後,第1部として,先端観光科学研究所の菊地直樹教授が進行役となり,8名の本学教員・学生から,それぞれの研究・調査活動及び教育活動について報告がありました。
その後,所長でもある融合研究域融合科学系の堤敦朗教授がコーディネーターとなり,菊地教授と先端観光科学研究所の菊地教授と清水哲夫特任教授,融合研究域融合科学系の佐無田光教授,国際基幹教育院GS教育系の井出明教授を交えて「災害からの復興・地域再生における観光政策と学術の役割」と題したパネルディスカッションを実施しました。第1部の報告の内容も踏まえ,能登半島の復興について,人口減少や地域の経済構造の状況に応じた長期的な視点の必要性や,ボランティア観光の先にある被災地の課題解決となる観光の在り方について問題提起され,活発な意見交換が行われました。
本学は,今後も教職員・学生が協働し,被災された方々に寄り添う支援活動および復興に向けた研究活動に継続的に取り組むとともに,報告会も実施していきます。
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谷内江理事のあいさつ
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佐無田教授の発表
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パネルディスカッション
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東京会場の様子