日時
2008年12月3日(水) 14:50~16:50 シンポジウム
2008年12月4日(木) 15:00~17:00 特別講演1・2
開催場所
金沢歌劇座(旧金沢市観光会館)2階大集会室
金沢市下本多町6番丁27番地
対象
入場無料。どなたでも参加できます。事前のお申込は不要です。
問い合わせ・申し込み
金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 森 厚文
TEL:076-265-2471 FAX:076-234-4245
E-mail:morih@med.kanazawa-u.ac.jp
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詳細
シンポジウムの趣旨
現在,放射線や放射能は先端科学技術から医療までの広い範囲に亘って利用され,現代社会に欠くことのできないものとなっています。しかし,社会的には危険なもの,やっかいなもの,という否定的なイメージが強く,バランスのとれた放射線利用を阻害する要因となることが懸念されます。背景に被爆国としての国民感情があることは否定できませんが,一方では放射線に限らずグローバルな科学離れ傾向とリンクしていることも指摘され,科学技術全般に関わる国民的な問題としての認識も必要かと思われます。その意味でも学校及び一般人教育を通じて放射線知識ひいては科学的物の見方を普及させることは重要な課題であると言えます。
当学会では,放射線利用者に加えて一般の人に対しても放射線知識の普及に向けた活動を行ってきましたが,今回,教育,医療,報道に携わっておられる方々から,放射線との関わりで日常経験される現状と問題点,対応,特に理解を深めるための工夫や今後に向けた提案,等を紹介して頂き,会員及び一般の方からの意見を交えて討論を行い,問題点の整理と方針を見出す機会としたく思います。
12月3日(水) シンポジウム 「放射線の光と陰 - その正しい理解に向けて-」
- 一般市民への放射線啓発活動 田邉 裕(日本原燃㈱部長)
- 小学生~高校生を対象とした放射線教育 井上 浩義(慶応大学医学部教授)
- 医療被ばくに対する理解 西谷 弘(徳島大学医学部教授)
- 放射線に関連する新聞報道のあり方 -現状と課題- 野口 強(北國新聞社論説委員)
12月4日(木)
特別講演1 「失敗の予防学 -人はなぜ似た失敗を繰り返すのか-」 中尾 政之(東京大学大学院工学系研究科教授・日本失敗学会副会長)
特別講演2 「匂いセンサシステムの開発とその応用」 南戸 秀仁(金沢工業大学高度材料科学研究開発センター所長)
主催:日本放射線安全管理学会 共催:日本保健物理学会,金沢大学学際科学実験センター 金沢大学地域連携推進センター 後援:北國新聞社,テレビ金沢