今年も教育ウィークに合わせて「いしかわ金沢学」秋コースを開催しました。
今回のテーマは和鉄を使った小刀づくり。砂鉄を原料とし,焼入れという熱処理を行うことによって複雑な組織変化をおこしてより強い鉄になる和鉄は現在では希少価値が高いものとなっています。また軟らかい和鉄と硬い和鉄を組み合わせてより折れにくい構造を作る日本刀は日本が世界に誇る伝統技術といえます。石川県で唯一の現役刀工である松田恒治氏を講師に,日本刀と同じ行程を踏んだ小刀づくりを見学・体験しました。
参加者からは活発な質問があり,貴重な体験ができたなどの感想が聞かれました。