金沢大学が国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(金沢市),石川県などと連携してつくる「里山里海国際交流フォーラム開催委員会」(委員長,中村信一金沢大学学長)は9月13日から4日間にわたって「能登エコ・スタジアム2008」を実施しました。
この「能登エコ・スタジアム2008」は金沢大学が企画し,地域自治体と連携して開催した初めての大型イベント。4日間で3つのシンポジウム,5つのイベント,1つのツアーを実施しました。生物多様性などの環境問題を理解するとともに,海や山を活用した地域振興策を探ろうという内容。13日に開催したキックオフシポジウム「里山里海から地球へ」には市民ら280人が参加し, 国連大学の武内和彦副学長(東京大学教授)や生物多様性ASEANセンターのG.W.ロザリアストコ部長らが講演しました。
14日からは,能登半島に場所を移動し,各地で「能登エクスカーション」が開催され,延べ540人の参加がありました。「里山里海国際交流フォーラム開催委員会」は来年以降も継続し,2010年の国際生物多様性年に開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で予定される関連会議の石川県開催を支援していきます。