7月19日から21日の3日間にわたり,公開講座「西欧絵画の修復術」を開講しました。
初回は,人間社会研究域学校教育系の大村雅章教授から,イタリアの修復技術の歴史について説明があり,1997年にアッシジ(イタリア)にある聖フランチェスコ聖堂が地震に襲われ貴重なフレスコ画が天井から崩落する瞬間の衝撃的な映像なども見ながら現在の修復技術について学びました。その後,実際にフレスコ画のストラッポ技法(壁面の絵画層をごく薄く剥ぎ取る方法)を学びながら作業を行いました。
2回目以降は,クリーニング,剥がしと接着,補彩などの作業を行い各自の作品を修復しました。
主任講師:人間社会研究域学校教育系教授 大村雅章
会場:人間社会4号館1階・造形室(角間キャンパス)