医薬保健学域医学類の解剖学実習に供された献体の御遺骨返還式並びに献体者及び病理解剖に供された物故者のための第112回合同慰霊祭が,6月21日,医学部十全講堂でしめやかに執り行われました。
午前の返還式には遺族,教職員,学生ら約300名が参列し,全員が祭壇に花を捧げた後,多久和陽医学類長が献体者30名の遺骨を遺族に手渡した後,学生を代表し,医学類3年の森山柾純(もりやままさずみ)さんが感謝のことばを述べました。
午後の合同慰霊祭には,附属病院の看護師も加わり,約450名が医学の教育・研究に貢献した物故者167名の冥福を祈りました。
なお,御遺骨返還式に先立って,献体者の遺族に対して,多久和医学類長から文部科学大臣の感謝状が伝達されました。