11月16日と17日,ホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」があるコパンルイナス市で,本学とJICAは国際観光シンポジウムを開催し,ホンジュラス,グアテマラ,エルサルバドルの中米3カ国から約40名が参加しました。これは,JICAの在外研修「地域資源としてのマヤ文明遺跡の保存と活用」の一環として開催したもので,文化資源としてのマヤ文明遺跡の観光利用における現状と問題点を各国の担当機関が情報共有し,文化遺産の保存と利活用に関する国際協力ネットワークを構築することを目的としています。
シンポジウムでは,人間社会研究域附属国際文化資源学研究センターの中村誠一教授や人間社会環境研究科博士後期課程の大学院生らが,2013年度から3年間行われてきた上記研修事業やグアテマラのティカル遺跡周辺で実施している草の根技術協力事業について発表。シンポジウムの様子は現地のテレビや新聞にも大きく取り上げられるなど,観光資源としてのマヤ文明遺跡への関心の高さをうかがわせました。