ミニ講演「災害と扶助―17世紀加賀藩の困窮者対策とその後―」を開催

掲載日:2016-3-7
ニュース

3月6日,サテライト・プラザにて,ミニ講演「災害と扶助―17世紀加賀藩の困窮者対策とその後―」を開催しました。

人間社会研究域法学系の丸本由美子准教授は,各地に存在した困窮民に対する御救(おすくい)※1・救恤(きゅうじゅつ)※2と今日の社会保障を比較した上で,17世紀加賀藩概史を辿りながら寛文・元禄飢饉対策で設置された公的な救済施設「非人小屋」について解説。藩の支援と民衆の要求が乖離しないよう村役人・町役人が両者の間に立ち政策の機能を確認・調整していたことを紹介しました。

 

※1 災害に苦しむ武士や庶民を救済するための施策
 ※2 貧乏人・被災者などを救い,恵むこと

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