国立3大学が「革新予防医科学共同大学院(仮称)」設置に向けたキックオフ・シンポジウムを開催

掲載日:2014-3-26
ニュース

3月18日,千葉大学,金沢大学,長崎大学は,平成24年度に採択された国立大学改革強化推進事業の一環として,共同大学院設置に向けたキックオフ・シンポジウムを都内で開催しました。当日は,予防医学・公衆衛生学の専門家や医療関係者が集い,3大学関係者を含め,約80名が参加しました。

シンポジウムは,「現代の医療・福祉が抱える諸問題の解決を目指した新しい予防医科学の展開」と題し開催。各学長からの挨拶の後,文部科学省高等教育局国立大学法人支援課長の豊岡宏規氏から挨拶があり,続いて千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同教育研究センター長を務める,本学医薬保健研究域医学系中村裕之教授が事業の趣旨および概要について説明。次にWHO(世界保健機関)本部事務局長補の中谷比呂樹氏による基調講演の後,3大学の教員から,現在進められている本事業の取り組みや構想について紹介がありました。

シンポジウムでは,疾病の予防という世界的な課題に対して,解決策を導ける人材が求められていることが示されるとともに,共同大学院という制度を活用し,3大学が持つ強みや特色を相乗的に組み合わせたグローバルな教育研究を行う構想を披露しました。参加した予防医学・公衆衛生学の専門家や医療関係者に対して,3大学の取り組む「革新予防医科学共同大学院(仮称)」の構想と必要性について理解を深める重要な機会となりました。

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