9月21日,台湾師範大学附属高級中学(※)言語コースの生徒27名が,文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)指定校である本学人間社会学域学校教育学類附属高校を訪問し,交流事業を実施しました。
本学附属高校と台湾師範大学附属高級中学とは,今年8月25日に「交流に関する覚書」を締結しており,今回の訪問は,この「覚書」に基づくもの。これまでは,毎年3月に本学附属高校生が同大学附属高級中学を訪問し,交流事業を行ってきましたが,同大学附属高級中学による本学附属高校への訪問は,今回が初めてです。
一行は,まず,2年生と「食糧安全保障問題」について英語でグループ・ディスカッションを行いました。これは,本学附属高校2年生がSGHカリキュラムの中で行う課題研究「グローバル提案」において,各自が14カ国の大使となり「食糧安全保障問題」を議題として実施する「模擬国際会議」プログラムの中間報告に,台湾師範大学附属高級中学生が参加するものです。「食糧安全保障問題」というグローバルな課題について日本と台湾の高校生が多角的に議論を深め,同時に異文化を相互に理解する機会になりました。
さらに,一行は本学附属高校の通常授業を見学するとともに,1年生と日本・台湾の文化を比較できるような英語ディスカッションも実施。来年3月に同大学附属高級中学を訪問する1年生にとっては,「異文化理解」の導入の活動となりました。
※高級中学:日本での高等学校にあたるもの