10月29日,サテライト・プラザにて,公開講座「イスラーム世界の歴史と文化4 ~変わりゆく社会と女性たち~」を開講しました。
埋蔵文化財調査センターの佐々木花江准教授は,「イスラーム世界の女性 ~発掘調査で蘇る女性たち~」と題して,遺跡から出土する生活用品や装飾品から女性たちの日常を想像しました。続いて, NPO日本トルコ交流協会のヤマンラール水野美奈子代表が「トルコの女性像~オスマン帝国から近代までの女性文化~」,日本貿易振興機構・アジア経済研究所の福田安志上席主任調査研究員が「石油が変えた政治,経済,社会 ~発展・変化とイスラーム過激派の出現まで~」をテーマに講演。17世紀トルコでは君主の母后が政治の実権を握ったこと,20世紀初頭の油田開発で中近東の人々の生活に大きな変革が起こったことが紹介されました。
主任講師 埋蔵文化財調査センター准教授 佐々木花江