11月7日,学長賞授与式が挙行され,全日本学生将棋連盟主催の「学生名人戦」で優勝を果たし,「学生名人」のタイトルを獲得した人間社会学域学校教育学類2年の西澤佑亮さんに,山崎光悦学長から記念の盾が授与されました。
小学校から将棋を始めた西澤さんは大会経験も豊富。個人戦,団体戦と1日に何局も指さねばならないシーンもあり,常に先を読まねばならない将棋は「頭の」スタミナ勝負になると言います。
その後の懇談では,コンピュータと人との対局が話題に。西澤さんは「人間は,明らかな間違いを素早く捨てることができる。正解にたどり着く力は,まだ人のほうが高い」と,自信をのぞかせるとともに,「コンピュータが人から学んで強くなったように,人も,強くなったコンピュータから学ぶことができる」と共存の未来を描いていました。
将来の夢は,地元福井に戻って教師となること。学長からは,将棋で最善の手を読むように「子どもたちに何を伝えることができるかを常に読み続けてください」と激励の言葉が贈られました。