本学学生が「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」で北陸総合通信局長賞を受賞!

掲載日:2016-12-22
ニュース

11月26日,石川県野々市市で,総務省北陸総合通信局と北陸情報通信協議会が共催する第3回 「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」最終審査会が開催され,本学理工研究域環境デザイン学系の学生ら(池本(敏)・宮島研究室)が提案した「災害時における携帯端末を用いた避難共助支援システム(EMSS)の提案」が,北陸総合通信局長賞(優秀賞)に選ばれました。本学学生の受賞は,今回が初めてです。

「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」とは,北陸3県の大学,短大,工業高等専門学校などの学生を対象に,G空間情報(地理空間情報)とICT(情報通信技術)を活用して自分たちの暮らしや社会を便利で革新的なものにするアイデアを募集し,審査するものです。最終審査会では,エントリーのあった18チームから地域性,新規性・独創性,適合性,実現性の観点で選ばれた5チームが,それぞれ10分間のプレゼンテーションと5分間の質疑応答を行いました。

本学学生の発表した「災害時における携帯端末を用いた避難共助支援システム(EMSS)の提案」は,2011年東北地方太平洋沖地震の教訓をもとに,安心・安全な街づくりを提供するために考案されたものです。EMSSはアプリケーションとして開発され,携帯端末保持者の移動速度の変動や通過経路といった避難行動について,携帯端末同士が直接通信を行う自律的なネットワークで取得・共有することで,混雑状況や通行不可能箇所を推定し,その場その場での最適な避難経路を提示させることを目標としたもの。さらに,EMSSは防災アプリとしてだけではなく,周囲の人の行動を可視化することで,どこが混雑しているのか?これからどこで混雑が発生しそうなのか?といったことが一目で分かるため,観光やイベント開催時など,様々な場面での応用も可能となります。

審査会ではこれらのことが高く評価され,実現に向けて更なる改善が期待されています。なお,受賞した学生は以下のとおりです。

下田滉貴さん(大学院自然科学研究科博士前期課程1年),中西一仁さん(同2年),杉田 亘さん(同1年),吉田成宏さん(理工学域環境デザイン学類4年)

 

  • 北陸総合通信局長賞受賞
  • 代表者として発表する下田さん
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