日時
2008年4月26日(土) 14:00~15:30
開催場所
金沢大学サテライト・プラザ
金沢市西町教育研修館内(西町3-16)
対象
入場無料。どなたでも参加できます。事前のお申込は不要です。
問い合わせ・申し込み
金沢大学サテライト・プラザ
TEL:076-232-5343 FAX:076-232-5383
E-mail:satellite@spacelan.ne.jp
開館時間:平日 11:00~19:00 土・日・祝日 10:00~18:00
休館日:火曜日,8/13~15,年末年始
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詳細
講師
中村信一(金沢大学長)
講演内容
「ボツリヌス菌」(Clostridium botulinum)は,食中毒を起こす細菌の一つで,この細菌を原因とした食中毒では,運動を行う神経が麻痺したりし,死が避けられない場合もあります。
このボツリヌス菌は,土の中でよく見られる細菌で,A型からG型までの7つの型があり,それゆえ,ある地域で発生するボツリヌス中毒の原因となる菌の型は,その地域の土壌に分布する菌の型と基本的には一致しています。
ボツリヌス菌の型の存在が,地域の土壌によって異なっている理由は,必ずしも明らかではありませんが,菌の生物学的状況,地域の土壌性状,気候状態,生物の生息状況が関係していると考えられます。このたびの講演では,日本や中国などでの土壌調査から明らかになった「ボツリヌス菌」の型の分布が物語っていることについてお話しいたします。
※駐車場が大変混雑しますので,なるべく公共の交通機関をご利用ください。