外国教育研究センターが講演会・ワークショップを開催

掲載日:2008-2-25
ニュース

外国教育研究センターでは,2月17日(日),サテライトプラザにおいて,「世界に通じる言葉の教育—論理性・分析力と情緒を育てる言語技術教育—」をテーマとする講演会・ワークショップを開催しました。  講師に,語学教育界を中心に大きな注目を集める三森ゆりか氏(つくば言語技術教育研究所長)を迎え,こどもに論理的で情緒のあることばの使い方を身につけさせる教育についてお話しいただき,その具体的な方法をワークショップで紹介していただきました。県内外から35名の参加がありました。

三森氏は,世界の多くの国々で論理性や分析力を養う言語技術(language arts)教育が体系的なカリキュラムに沿って行われていることを示し,こうした言語技術が実社会のさまざまな場面で前提となっていることを指摘しました。国際社会で通用する言語能力を身につけるには,こうした言語技術の習得が不可欠であることを強調し,その方法として「問答ゲーム」や絵画分析などのトレーニングを実践的に紹介しました。

世界的視点から見た際に日本式コミュニケーションに欠けているものが明確に示されただけでなく,それを補う具体的な方法がワークショップでの活動をとおして参加者にしっかりと伝わった会でした。夫婦や親子での参加もあり,ことばの教育への高い関心が感じられました。

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