1月23日,24日の両日,がん進展制御研究所は市内ホテルで,がんの基礎的ならびに臨床的研究の一層の発展を図ることを目的とした「金沢国際がん生物学シンポジウム」を開催しました。
今回は,金沢大学重点戦略経費による「アカデミア創薬シンポジウム」と併せての開催で,米国,オランダ,韓国を含む国内外のがん研究領域をリードする研究者を発表者に迎え,2日間で延べ348人が参加。「がん代謝,ビッグデータ,がん創薬」をテーマに,先端的ながん研究に関する最新の研究成果報告と,活発な質疑応答や意見交換が行われました。
1日目にはオランダ国立がん研究所のPeeper博士が,2日目には抗がん剤開発の新たな時代につながるグリベックを発見した米国のLydon博士が,特別講演を行いました。
シンポジウムには,大学院生延べ116人も参加し,学内外からの若手研究者参加者も多く,研究者間の交流を深める機会となりました。さらに,ポスターセッションでは,積極的に発表者に質問する光景が見られ,参加者らは最新のがん研究への理解を深めました。