このたび,本学が富山県立大学およびYKK株式会社と連携して申請した女性研究者支援プログラムが,文部科学省平成29年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択されました。
同事業は,研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ,優れた取り組みを実施する大学などに重点支援を行うもので,6年間(補助金の交付は原則として3年間)実施されます。
今回の採択を受け,9月5日,角間キャンパスにて記者説明会を行い,本学の山崎光悦学長,富山県立大学の石塚勝学長,YKK株式会社の大谷渡取締役副社長らが出席しました。
本プログラムでは,3者が連携し,研究力向上による女性研究者の上位職への登用促進やさまざまなキャリアモデルの提示を通じた女子学生の大学院への進学促進など,女性人材育成の好循環を形成する取り組みを行うことで,意欲的な女性が活躍する新たな社会への成長と変革を目指します。
今後,女性研究者が途切れることなくキャリアアップを図ることができる環境の整備や女性リーダーの活躍促進によって,さまざまな視点を持った研究者が共に研究活動を行う環境が構築され,新たな研究開発の成果が生まれることが期待されます。