11月19日,サテライト・プラザにて,公開講座「金沢大学の先端研究 珠洲編 ~能登半島の最先端が,最先端の研究拠点に!?~」を開講しました。
最初に,新学術創成研究機構の菅沼直樹准教授が「自動運転自動車の公道走行実証実験の概要とその成果」をテーマに講演し,近年の自動運転の歴史や周辺環境認識・自己位置推定・走行軌道生成などの自動運転の必要技術について説明しました。続いて,本学の自動運転研究の経緯や自動運転システムについて解説し,珠洲市や金沢市における公道実証実験について紹介しました。
次に,環日本海域環境研究センターの松木篤准教授が「能登を通してみる東アジアの大気環境」と題して講演。PM2.5や黄砂などの大気エアロゾルによる人や地球へのさまざまな影響について解説しました。その中で,ペットボトルを用いて雲を作る実験を通して身の回りの空気の中にエアロゾルが多く存在することを受講者に実感してもらいました。最後に,珠洲市にある能登スーパーサイトで行っている大気エアロゾルの研究について説明しました。