本学医薬保健研究域医学系の三枝理博准教授,大学院医薬保健学総合研究科医学博士課程大学院生の長谷川恵美(日本学術振興会特別研究員),医薬保健研究域医学系の櫻井武教授らの研究グループは,突然眠り込んでしまう睡眠障害「ナルコレプシー」の症状を抑制する二つの神経回路を明らかにしました。また,この神経回路を人工化合物の投与により人為的に活性化することでも,ナルコレプシーの症状を抑えることができることを示しました。
今回の発見は,ナルコレプシーのみならず,不眠症など,さまざまな睡眠障害への対処に応用できると期待されます。
この研究成果は米国の科学雑誌「Journal of Clinical Investigation」のオンライン版に1月2日12時(米国東部標準時間)に掲載されました。