1月27日,本学地域連携推進センターは,中能登町と共同で「金沢大学タウンミーティング in 中能登町 繊維がつむぐ まち・ひと・しごと」を開催し,町民や学生ら約60名が参加しました。タウンミーティングは,地域との対談を通じて大学が地域に果たす役割を考えることを目的に,平成14年度から毎年開催しています。
はじめに,本学の福森義宏理事(社会貢献担当)と中能登町の杉本栄蔵町長による開会あいさつが行われ,続いて,地域連携推進センターの浅野秀重副センター長から趣旨説明がありました。
第一部の事例報告では,中能登町の繊維産業,地域活性化イベント,観光資源,バリアフリーの4つの分野から報告が行われました。
その後の第二部では,事例報告を踏まえて「繊維産業・障害攻略」「トレジャートレイルラン」「歴史観光」の3つの分科会に分かれ,意見交換を実施。中能登町の高名雅弘企画課長,地域連携推進センターの蜂屋大八准教授,宇野文夫特任教授がファシリテーターを務め,地域住民,高校生,大学生,自治体関係者,業界関係者,大学関係者らが,それぞれの視点から意見を出し合いました。その後,各分科会からの発表があり,浅野副センター長が統括を行いました。
閉会後も参加者から大学との今後の関わりについて質問や相談があり,今回あらためて見いだされた地域の課題に対して,本学の教育・研究がどのように働きかけられるかを考える機会になりました。