6月23日,サテライト・プラザにて公開講座「もっと知りたい!漢方医学シリーズ2 ~ツボと宇宙をつなぐ身体 歴史から観た日本伝統医学(鍼灸・漢方)~」を開講しました。
順天堂大学の東郷俊宏協力研究員が,日本伝統医学の歴史をたどり,これまでにさまざまな治療手技や治療方法が考案されてきたことを説明しました。続いて,北陸の偉人として,富山出身の学者である石川日出鶴丸を紹介。終戦後に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が鍼灸(しんきゅう)医療の禁止を検討する中で,石川氏が学者として鍼灸の科学性を主張し,鍼灸を医療として存続させることに尽力したことを述べました。
また,受講者たちは,ツボを押したりこすったりする「刺さない鍼(はり)」や円筒形の間接灸を実際に手に取り,鍼灸への理解を深めました。
講 師: 附属病院漢方医学科特任准教授(病院臨床教授) 小川 恵子
順天堂大学協力研究員 東郷 俊宏