世界で初めて東太平洋下部地殻からの初生層状はんれい岩採取に成功

掲載日:2013-12-2
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理工研究域自然システム学系の町澄秋博士研究員および自然科学研究科博士後期課程大学院生秋澤紀克と,独立行政法人海洋研究開発機構,北海道大学,秋田大学,岡山大学の研究グループは,ガラパゴス諸島沖の東太平洋中央海膨近傍のヘスディープ海盆にて,海洋下部地殻の掘削を行い,地球の海洋地殻下部を構成すると考えられている層状はんれい岩を,海洋底下の深部から世界で初めて採取することに成功しました。
このことは,地球表層のおよそ6割以上を占める海洋地殻の構造と変成過程を明らかにする上で非常に貴重な知見を与えるものであり,地球内部のダイナミクス(挙動)を明らかにし,プレート境界における地震や火山活動などの諸現象のメカニズム解明につながることが期待されます。
本成果は,英科学誌『Nature』電子版に12月2日付(日本時間)で掲載されました。

 

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