9月30日,地域連携推進センターは,公開市民講座「『未踏ナノ領域』の開拓に挑む-金沢大学ナノ生命科学研究所-」(全3回)を金沢大学サテライト・プラザで開講しました。この講座は,読売新聞東京本社北陸支社の協力を得て平成24年度から実施しているもので,今回で7回目となります。
初回は,ナノ生命科学研究所長の福間剛士教授が,「顕微鏡で観る物性や生命現象の起源」と題し講演。以前は不可能だった,ナノスケール(10億分の1メートル)の原子や分子の動きを液中で観察できる顕微鏡を開発するまでのエピソードや,その技術によって観察が可能になったさまざまな構造や現象について紹介するとともに,同研究所が現在進めている最先端の顕微鏡技術を核としたさまざまな生命現象の仕組みを理解するための研究について講義し,約40名の参加者らは熱心に耳を傾けていました。講演後には多くの質問があり,活発な質疑応答が行われました。
次回以降の講座では,それぞれ「超分子化学で生命・ナノ領域を操る」「顕微鏡で『がん』を観る」をテーマに講義を行います。
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