留学生センターは12月19日と20日の1泊2日で加賀友禅の下絵から彩色までを体験する「いしかわ金沢学」冬コースを国立のと青少年交流の家で実施しました。加賀友禅作家の下村利明氏を講師に迎え,加賀友禅を学んだ日本人学生6名と金沢大学で学ぶ13の国と地域の留学生33名が参加しました。
初日は加賀友禅の歴史や特徴について講義で学んだ後,「青花」「のり置き」「地入れ」の工程までを体験し,二日目には彩色をしました。学生らは慣れない筆の扱いやのりの絞り筒に戸惑いながらもボカシなどの技法に挑戦し,写実的な加賀友禅の世界を楽しみました。
着物の染色技法を学ぶだけでなく,実際に着てみたいという留学生の希望に応え開いた着付けコーナーは好評で,「息ができない」と言いながらも喜んで写真を撮る姿が見られました。