このたび,令和元年度文部科学省「卓越大学院プログラム」に,本学が申請した「ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム」が採択されました。
「卓越大学院プログラム」は,新たな知の創造と活用を主導し,次代をけん引する価値を創造するとともに,社会的課題の解決に挑戦して社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材(高度な「知のプロフェッショナル」)の育成を目的とし,国内外の大学,研究機関や民間企業等の外部機関と組織的な連携を図り,世界最高水準の教育・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築するものです。
今年度は国公私立29大学から44件の申請があり,本学を含む9大学11件のプログラムが採択されました。
本採択を受け,8月29日,角間キャンパスにて記者説明会を行い,本学から山崎光悦学長,大竹茂樹理事(基幹教育改革・財務・附属病院担当),市村宏先進予防医学研究科長,飯山宏一新学術創成研究科長,ナノ生命科学研究所の華山力成教授(プログラムコーディネーター)が出席しました。
「ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム」では,ターゲットを人類社会の課題である「がん,生活習慣病,脳神経病,微小粒子・ナノ材料による疾患」の5つに絞り,世界トップレベル研究拠点を目指す「ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)」の卓越した研究環境・実績の下,ナノレベルでの理解・制御による革新的予防・診断・治療法の創出を担い,Society5.0の実現に欠かせない人々の健康基盤構築のためのイノベーションを起こす人材を育成します。