1月30日,ナノ生命科学研究所(NanoLSI)は,自然科学系図書館において 「Frontiers in Chem-Bio」と題して第2回スペシャルセミナーを開催し,研究者・学生ら70名が参加しました。
ナノ生命科学研究所では,ナノ計測学・生命科学・超分子化学・数理計算科学の4分野の融合により,新学術領域「ナノプローブ生命科学」の創成に向けた研究を推進しています。本スペシャルセミナーは,このうち生命科学と超分子化学の融合研究をさらに進展させることを目的に開催したものです。
セミナーでは,化学や材料科学の知見・技術を生命科学分野に応用することで革新的な研究成果を創出している著名な研究者が講演。さらに特別講演として,ケミカルバイオロジーを専門とする東京大学大学院理学系研究科の菅裕明教授が,環状ペプチドの創薬への展開について最新の研究成果を交えながら紹介しました。
いずれのセッションでも,研究者間で活発な質疑応答や意見交換があり,ナノ生命科学研究所における融合研究の加速が期待される大変有意義な機会になりました。