湿度ゼロ環境,100度以上で高いプロトン伝導性を示す多孔性固体電解質の合成および伝導メカニズムの解明に成功
携帯電話やノートパソコンなどの性能が高くなるにつれ,より長く使え,安全な電池の開発がますます重要になっています。
京都大学,科学技術振興機構(JST)と本学理工研究域物質化学系・水野 元博教授の研究チームは,約1ナノメートル(100万分の1ミリメートル)サイズの規則的な細孔を持つ多孔性金属錯体をつくり,そのナノ細孔の中にイミダゾール分子を導入することによって,湿度ゼロ,100度以上で高いプロトン伝導を示す新規の燃料電池用の固体電解質を合成し,伝導メカニズムの解明に成功しました。
- Nature Materialsホームページ
- 論文掲載ページ
- 詳細はこちら[PDF]