外国語教育研究センター第2回研究会を開催

掲載日:2009-7-15
ニュース

外国語教育研究センターでは,6月30日(火),大学教育開発・支援センターの山田政寛准教授を講師に迎え,「言語教育システムプロジェクトの紹介」と題して,2009年度第2回研究会を開催しました。

山田准教授は,学習者の文脈に対応した学習支援環境の構築を目指したICT教育を研究しており,今回は東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)において,ディレクターとして作成された二つの英語教材の内容とプロジェクト体制について紹介しました。

個別企業に特化した内容のモバイル英語リスニング学習システム,「なりきりイングリッシュ」は,海外工場でのビジネスシーンを扱うなど,学習時間を確保しにくい企業人が実際に使える表現を要領よく学べるような,様々な工夫が凝らされていました。また協調フィルタリングの使用により,学習者の好みに合わせて,関心の持てそうな記事を勧めてくれる「Conomi+(コノミプラス)」は,気軽に英語ニュースに触れるのに適した教材でした。

会場では,教材の使い方や開発方法をめぐって,活発な質疑応答が行われました。普通の学生が学外で自発的に語学を学べるような仕掛けの作り方を考える上で,参加者たちには大いに刺激となる研究会でした。

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