10月11日,サテライト・プラザにて公開講座「文明起源の考古学」を開講しました(全5回)。
第1回となる今回は,人間社会研究域歴史言語文化学系の足立拓朗教授が,「メソポタミア文明の起源 ー都市民と遊牧民の関係からー」の演題で講義をしました。足立教授は最初に,メソポタミア文明発祥の地であるイラクでの人々の暮らしを紹介した後,同文明が4つの異なる民族が順に台頭する中で発展したことを説明。続いて,楔形文字の時代を経る中での変化と19世紀におけるその解読の過程を解説しました。最後に,ウル遺跡の発掘の様子とその出土品などを紹介して講義を締めくくりました。
講 師: 人間社会学域歴史言語文化学系 教授 足立 拓朗
会 場: サテライト・プラザ