国連の生物多様性条約事務局(カナダ・モントオール)の呼びかけによる植樹活動「グリーン・ウェーブ」が5月23日,角間キャンパスで同条約事務局長のアフメド・ジョグラフ氏を招いて開催されました。5月22日は「国際生物多様性の日」と定められ,本学は包括連携協定を結ぶ石川県と共同で,ジョグラフ事務局長を金沢に招へいしました。
植樹活動は「いしかわグリーン・ウェーブ2009」と銘打って開催され,中村信一学長のほか谷本正憲県知事,国連大学高等研究所オペレーティング・ユニットのあん・まくどなるど所長,環境省生物多様性地球戦略企画室の徳丸久衛室長,学生と近隣の小学生50人余りがコナラとクヌギの苗木を植えました。
植樹の後,創立五十周年記念館「角間の里」でスピーチが行われ,中村学長は「大学が持つ里山環境を教育や研究のプログラムに積極的に生かしていきたい」と述べました。また,グリーン・ウェーブの提唱者であるジョグラフ事務局長は「植樹活動は教育活動と考えており,大学が積極的に関わる意義は大きい」と述べるとともに「平和を築くことは自然保護を抜きにしては考えられない」とその意義を語りました。