国産木材の可能性!現場で体感する「商品開発のストーリー」

掲載日:2021-10-19
ニュース

10月4日と7日の2日間,石川県白山市において,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,もく遊りんおよび角永商店との連携事業として「木工体験&商品開発ワークショップ」の第1回プログラムを開催し,計11名の本学学生が参加しました。

本イベントは,白山市の角永商店が運営する「もく遊りん」の施設責任者・福江翔太氏の協力を得て,フィールドワークを通して,本学学生が木材加工業や雑貨店の現状を理解しながら,ビジネス視点で商品開発の「ストーリー」を体感するものです。

当日は,まず角永商店の木材加工場を見学し,福江氏が「木材加工の過程で毎日4トンもの端材が生まれている」ことを説明。「捨てられてしまうのはもったいない。総合的なコストを考えると,現実的に活用法は限られてしまうが,だからこそ独創的なアイデアで,端材を付加価値ある商品に変えたい」と述べました。

その後,参加学生らはもく遊りんを訪れ,同店舗のサービス概要やマーケティング戦略などの説明を受けた後,黒板消し型クリーナー「フクフク」の製作を体験しました。「フクフク」へのこだわりや開発時の苦労について聞きながら,のこぎりなどを使って端材を加工し,部品を生成。アイデアと工夫次第で,端材の価値を高められることを体感しました。

今後,参加学生らは今回の体験での気付きや自身の強みを生かし,端材を活用した商品開発のアイデアを考え,もく遊りんと共同して商品化を目指していきます。

なお,本プロジェクトは,「Project: AERU」の連携教育事業の一つとして実施しています。

 

  • もく遊りんでの店舗見学の様子
  • 端材について解説する福江氏(奥)
  • のこぎりを使った木工体験
  • 製造時のポイントを福江氏自ら解説
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