11月16日,17日,ベトナムのハイフォン医科薬科大学において第4回ウイルス性肝炎国際シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムは,金沢大学が中心となり,モンゴル(モンゴル国立医科大学),ベトナム(ハイフォン医科薬科大学,ハノイ医科大学),中国(四川大学)と共同で肝炎ウイルス関連肝疾患の制御を図っていくことを目的とし,日本学術振興会の研究拠点形成事業(アジア・アフリカ学術基盤形成型)の活動の一つとして行われました。
本シンポジウムには,ハイフォン医科薬科大学のグエン・ヴァン・フン学長,ファム・ヴァン・トゥク前学長,金沢大学の中村信一前学長をはじめとして,日本,ベトナム,モンゴルから多くの研究者が参加したほか,ベトナム保健省,ベトナム日本大使館,国際協力機構(JICA)の関係者,金沢大学医学類の学生も参加し,闊達な意見交換が行われました。
また平成29年から,本学が世界保健機関(WHO)にウイルス性肝炎の分野でWHOコラボレーティングセンターとして指定されていることを受け,WHO 西太平洋地域の肝炎担当官チャン・ポーリン氏にも参加いただき,大変盛況なシンポジウムとなりました。
来年度は,5月にモンゴルのウランバートルで第5回目のシンポジウムの開催を予定しており,本事業を通して金沢大学が中心となって肝炎ウイルスの制御を図っていきます。