地下の流体の分布を調べる海底電磁気観測

 理工研究域地球社会基盤系の平松良浩教授は,兵庫県立大学の後藤忠徳教授,海洋研究開発機構の笠谷貴史博士,京都大学防災研究所の吉村令慧教授と共同し,令和6年能登半島地震やこの大地震以前からも長期的に継続して発生していた群発地震活動の原因と考えられる,水のような流体の地下深くにおける分布を把握することを目的とした,海底電磁気観測を始めました。

 7月23日と24日に,飯田湾および九十九湾周辺の海域において5台の海底電磁気観測装置を投入し,9月下旬まで観測を継続します。

 なお,この海底電磁気観測は,科学研究費補助金(特別研究促進費) 23K17482の助成を受けて実施しています。

 また、海底電磁気観測にあたり便宜を図っていただいた石川県漁業協同組合すず支所、能都支所、小木支所に感謝いたします。

 

 

 

写真1:海底電磁気観測装置の投入(7月22日撮影)

 

写真2:金沢大学の臨海実験施設の船舶「あおさぎ」への海底電磁気観測装置の積み込みの様子(7月22日撮影)

 

【研究者情報】
 理工研究域地球社会基盤系 平松 良浩教授


  

 

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