医薬保健研究域保健学系の森下英理子教授は,石川県医師会,JMAT能登中部,能登中部保健福祉センター等と連携し,1/28・2/4・2/12・2/19の4回,医師(診察),看護師(採血・問診),検査技師(超音波診断),検査技師(採血・問診),事務(ロジ)のチームで,志賀町の各避難所にて静脈血栓症予防活動を行いました。
富来地区60名,志賀地区35名の下肢超音波診断および採血による深部静脈血栓症(DVT)検診を実施し,DVT患者5名を医療機関に紹介しました(2024年2月22日時点)。可能な場合には再検診を実施し,フォローにも努めました。
また,血栓症予防の弾性ストッキングの着脱を説明し(潰瘍リスクなど避けるため,踵の位置を合わせる,しわを作らず履く,着脱動作時にふらつきや転倒しない姿勢など)希望者への配布,足首・足指の屈曲進展などの運動指導,その他,メンタルヘルスに関する相談や血圧測定の希望がある場合は,看護師が対応しました。特に2/19の活動では,血栓症該当者は0名であり,急性期を過ぎたとも考えられ,今後の活動頻度,方法などを検討する段階であると考えられます。
下肢超音波診断の様子
診断機材
【研究者情報】
医薬保健研究域 保健学系 森下 英理子 教授