受講者の声Participant's Voice

医薬保健研究域保健学系 准教授

横川 正美

Q.1. なぜ、この研修を受講しようと思ったのですか?

ある先生に誘っていただいたことがきっかけです。海外の方とコミュニケーションを取るために英語の勉強をしなくてはと思っていましたが、ELPを受ける自信はありませんでした。誘っていただいたことで気持ちが強くなり、受講を申し込みました

Q.2. 研修はどうでしたか?

英語と教育学の課題を通じて、学習が促される過程を体験的に学びました。私たちは普段、教育や研究の場で発信する側ですが、研修で学習者として体験したことは、今後、受信する側の立場にたった発信を考える上で非常に役立つと思います。研修は対面授業とオンライン授業があり、どちらも知識の提供とともに、私たち自身の授業や研究にあてはめて考える課題が設けられていました。課題で自分の取り組みを振り返り、他の受講者の取り組みや意見を見聞し、広く深く学びました。講師の先生方は研修中、様々な形で教授・支援をしてくださいました。それらが学習に対してどのように効果的であるのかも学んだことの一つです。

Q.3. 研修で得た最大の成果は何ですか?

思考が整理されたことです。ELPを始める前に比べて、自分の考えを少しは英語で表現できるようになりました。そして、研修後は日本語の思考も整理されました。オンライン授業では毎週課題が課され、英語で書いて提出します。私の場合、まず日本語で考え、それから英文にするため、最初から英文で課題を作成する方に比べて時間がかかりました。そこで、文章の量が少なかったとしても質が理想的でなかったとしても、とにかく毎週、課題提出することを目標に しました。日本語の文章を英文で表すことが難しい時には、一番言いたいことは何なのかを考え、日本語の文章を極力シンプルにする、あるいは英文にしやすい言葉に置き換える作業をしました。毎週続けていくうち、日本語の文章も少ない文字数で言い表すことができたり、言いたいことに当てはまる英文が見つかるようになっていきました。講師の先生方が毎回、書いた意見に対するコメントと文章の添削をしてくださり、課題を提出する動機づけになりました。

Q.4. 研修で苦労したことは何ですか?

研修では対面授業とオンライン授業があります。私は、とりわけ対面授業に苦労しました。講師の先生が説明される内容や課題を理解できないこと、英語で意見を言えないことがありました。講師の先生方に温かく見守っていただき、一緒に受講した方々に助けていただき、何とか終えることができました。

Q.5. この研修で得たものを今後どのように活用したいですか?

ELPで学んだ教育学の知識を自分が担当する授業や各種研修で活用していきたいです。英語に関しては、学習を継続するための基礎力がついたと感じています。世界の人と英語で意見交換するにはまだまだほど遠く、今後も自己学習を続けつつ、定期的に海外の方と交流する機会を持ちたいです。

Q.6. 英語で行う授業について、抱負をお聞かせください

担当している授業1科目ごとに3分間程度、英語で説明する時間をとることです。

Q.7. これから受講される方へ一言お願いします!

研修で知った”mind set”という言葉に励まされました。通常業務+研修生活は大変ですが、期限付き課題のおかげで得られるものが必ずあると思います。