9月21日,グアテマラの国家文化宮殿において,本学とグアテマラ文化スポーツ省文化自然遺産副省及び国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)グアテマラ駐在代表事務所は,「ティカル北のアクロポリスの保存」プロジェクトに関する合意書を締結しました。
締結式には,グアテマラ文化スポーツ省のホセ・ルイス・チェア文化スポーツ大臣とファン・アルベルト・モンソン文化自然遺産副大臣,ユネスコ・グアテマラ駐在代表事務所のフリオ・カランサ代表,在グアテマラ日本国大使館の白方信行臨時代理大使,本学の山本博理事(国際担当)と国際文化資源学研究センターの中村誠一教授らが出席。
これは,本学が考古学プロジェクトを展開中のグアテマラ・ティカル国立公園内「北のアクロポリス」での活動に「有形文化遺産保存のためのユネスコ日本信託基金」を導入するにあたり,本学を活動主体とした三者間の相互援助体制を再確認することを目的としたものです。この基金を活用し,本学がこれまでティカル国立公園で進めてきた研究のさらなる発展が期待されます。
調印式に先立ち,山本理事らはティカル国立公園内の本学リエゾンオフィスやティカル遺跡中心部を視察し,JICAからの委託で国際文化資源学研究センターが実施している草の根技術協力事業でティカル遺跡を訪問学習中の地元集落の小中学生と交流しました。