10月28日,角間キャンパス本部棟特別会議室にて,本学のリサーチプロフェッサー(招へい型) (※1)であるジャン=ピエール・ソヴァージュ先生の,2016年ノーベル化学賞受賞に関する記者会見を開催しました。
初めに,山崎光悦学長からあいさつがあり,ソヴァージュ先生への祝辞とともに,本学のリサーチプロフェッサー制度と導入の経緯について説明がありました。その後,ソヴァージュ先生から,リサーチプロフェッサーをお受けになった理由や,本学に着任された感想が述べられ,本学の学生と触れ合えることや,本学の研究者と意見交換ができることが大変うれしいといった発言もありました。
続いて,向智里研究担当理事からは研究力強化について,新学術創成研究機構の水野元博教授からは超然プロジェクト(※2)について今後の期待が述べられました。最後に,ソヴァージュ先生から,基礎研究がすべての応用につながることや,大学として企業との連携を深めることの重要性が語られました。
※1 リサーチプロフェッサー: 優れた研究力を有する教員を確保するとともに研究に専念する環境を整備し,本学全体の研究力強化を図るためのリサーチプロフェッサー制度に基づき,任命されるもの。招へい型,登用型,若手型の3つがあり,招へい型は,極めて顕著な業績を有する国内外の研究者を招へいする際に適用されます。
※2 超然プロジェクト: 本学に優位性のある研究領域を核とした世界的な研究拠点を形成するための取り組み。ソヴァージュ先生には,「超然プロジェクト(超分子による革新的マテリアル開発の拠点形成)」(研究代表:新学術創成研究機構 水野元博教授)に参画いただき,研究面および運営面について,助言や評価をいただいております。