10月6日から8日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムが白山麓で行われ,学生26名が参加しました。
共通教育科目『地域「超」体験プログラム』は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。
大乗寺での坐禅体験,山崎光悦学長および向智里理事の講義のほか,白山麓の鳥越地区では薬草園での作業,民泊体験などが行われました。初日は,高田白山市企画振興部長から激励をいただき,その後行われた白山手取川ジオパーク学習では,白山市職員のガイドにより,水による浸食と運搬が繰り返されてできた地形や景観を実際に見ながら,手取川流域の自然について学びました。2日目の薬草園での作業では,あいにくの悪天候の中,漢方薬の材料であるキキョウやシャクヤクを栽培する圃場で除草などの整備を行いました。また,民泊体験では鳥越地区の方々と生活を共にし,地域で暮らす人々のあたたかさや,コミュニケーション能力の大切さを実感するなど貴重な体験となりました。最終日には,鳥越地区で活躍している先輩の話を聞き,地域で働き暮らすということについて理解を深めました。今後,最終レポートを提出することで1単位が付与されます。
地域「超」体験プログラムは,今年度4回の実施を予定しており,7月の「能登・珠洲」,9月の「能登・小木」に続き,今回の「白山麓」が3回目の実施となりました。次回は平成31年2月16日から18日にかけて,富山県の「五箇山」で実施されます。