令和4年2月11日から12日の2日間にわたり,共通教育科目「地域『超』体験プログラム(五箇山)」が行われ,学生13名が参加しました。なお,コロナ禍の状況に鑑み,例年の五箇山ではなく角間キャンパスにおいて感染症防止対策を徹底して行いました。
このプログラムは,事前講義(3回),実習(今回は日帰りで実施),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。
己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。
実習の1日目は,民舞北川会の筆谷様のご指導による民舞体験で円になって百万石音頭や越中おわら節を踊った後,佐々木陽平教授(医薬保健研究域薬学系)のご協力により,この季節には珍しい青空のもと,金沢大学薬用植物園にてかんじき体験と伐採作業で心地よい汗を流しました。また,大竹理事の講義では,免疫に関する基礎知識や新型コロナウイルス感染症の最新の情報を聴き,理解を深めました。
実習の2日目は,大乗寺での坐禅体験の後,ママードウア・アイーダ准教授(国際機構)による,ママードウア准教授の実際の経験や永平寺修行僧の1日の生活を紹介する講義,山崎光悦学長による講義,学生発表会を行いました。山崎学長の講義では,大学で修得すべきスキルや人生で成功するために必要な能力についてなど,人間力を高める講義を受けました。学生発表会では,発表者の将来やりたいことや地域貢献,よりよい金沢大学にするための意見などについて一人一人プレゼンテーションを行いました。
参加した学生たちは,2日間にわたる様々な実習をとおして,地域に愛され,世界に輝き,躍進し続ける金沢大学の学生として期待されることを学び,「金沢大学ブランド」人材としての決意を新たにしていました。
<写真の説明>
- 民舞体験
- かんじき散策
- 薬用植物園での伐採作業
- ママードウア准教授による講義
- 大竹理事による講義
- 山崎学長による講義