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【KU-GLOCS ACT.22】 セミナー「アシュワガンダ -インド二千年の生薬- バイオテクノロジーの光をあてて」(10月15日開催)

研究

【KU-GLOCS ACT.22】 セミナー「アシュワガンダ -インド二千年の生薬- バイオテクノロジーの光をあてて」

インドのアーユルヴェーダは世界の三大伝統医学の一つである。そこに記される薬草(薬木)の一つ、アシュワガンダ(Withania somnifera)に、病気の予防効果・治療効果が知られてきた。しかし、その効果の分子レベルの作用機序の研究は、我々の手によって始まったばかりである。伝統的にはアシュワガンダの根が使われてきたが、我々はその葉に薬効があることを明らかにした。中でも葉のアルコールおよび水抽出物に抗がん作用、即ち、がんの進行およびメタスタシスに対しての顕著な抑制効果を認めている。その作用機序につき、最新のバイオテクノロジー技術を駆使して研究を進めている。さらには、興味深いことに、葉の抽出物を少量用いると、さまざまな細胞においてストレス耐性を昂進させることも見出している。また、in vivo および in vitro モデルで、神経分化作用、記憶・認知機能の防御などを認めている。

このようなアシュワガンダ葉の薬効に関し、インド科学技術省バイオテクノロジー庁(DBT)と産総研のジョイントラボ、DAILAB、における研究の現状を紹介し、将来における可能性について議論する。

■日時 平成27年10月15日(木)14時45分~15 時45分

■場所 角間 C6棟 1Fセミナー室 (旧イノベーション創成センター)

■講師 産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門

首席研究員 レヌー・ワダワ博士

上級主任研究員 スニル・カウル博士

■使用言語 主に英語

☆ご来聴を歓迎いたします(事前申し込み不要)

講演チラシ(PDF)