ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.37

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金沢大学広報誌|アカンサス No.37

患者さんの同意のもと,本学附属病院における検査や診療記録などの診療情報を,他の医療機関とインターネットを通じて共有します。たまひめネットを利用する医療機関は,附属病院に移った患者さんの情報を継続して把握できるとともに,附属病院から患者さんを受け入れた際には,その情報を把握して診療が可能。患者さんの負担軽減や診察時間の短縮につながり,より充実した,一貫性のある診療を提供することができます。また,たまひめネットは,石川県内の医療機関が診療情報を双方向で共有する「いしかわ診療情報共有ネットワーク」と接続しており,県内医療機関との連携を一層強化しています。医薬保健学域医学類では,地域医療を担う医師の確保を目的として,推薦入試に特別枠を設けています。対象は,石川県と富山県の医療に貢献したいという強い意志を持った入学希望者で,石川県枠は平成21年度から,富山県枠は平成22年度から募集を開始しています。特別枠による入学者には,県から修学資金が貸与され,卒業後,知事が指定する県内の医療機関において一定期間診療に従事すれば,返還が免除されます。平成29年4月からは,本枠で初年度入学した学生が,卒業後2年間の初期臨床研修を終え,本格的に医師として地域医療に従事・貢献していきます。(平成29年度入試の本枠募集人員:石川県10名,富山県2名)※ Continuing Professional Development(継続的専門職業能力開発)の略医学類特別枠地域の医療を支え,広く医療を提供する附属病院本学附属病院は,日々の診療にとどまらず,石川県と連携しながらさまざまな取り組みで地域医療を支援するとともに,院外でも診療を行い,社会に貢献しています。石川県の地域医療再生計画に基づき,本学と石川県,石川県地域医療支援センターが共同で立ち上げ,平成25年に附属病院内に開設された共同利用型施設です。ITを活用した地域医療支援を行うとともに,生涯にわたり医療技術を深く究める場として,石川県内の医療従事者に広く活用されています。金大病院CPDセンター●地域医療支援と生涯教育を担う●地域の医療機関と診療情報を共有するたまひめネット(金沢大学附属病院継続診療システム)●地域医療を担う医師の確保に向けた地域との連携による医療人材育成と診療支援①情報通信ネットワークの活用による地域医療支援テレビ会議システムを整備しており,遠隔地の医療従事者も本学附属病院に出向くことなく,CPDセンターで行われる症例検討会に同システムを通じて参加が可能です。参加者はお互いの顔を見ながら,リアルタイムに意見交換を行います。③高度専門医の育成による医療水準の向上内視鏡治療や血管内治療などの高度医療のトレーニングに取り組める,さまざまなバーチャルシミュレーターが設置されています。若手の医師や学生は,それらを活用し,高度なトレーニングを行っています。②育成・生涯教育プログラムの充実地域の医療従事者に対して,本学附属病院診療科の協力により,研修プログラムを実施しています。CPDセンターの取り組み主な施設の紹介テレビ会議システムのほか,プロジェクターやスクリーンを完備。同システムを用いた症例検討会などの開催が可能です。〈研修室〉さまざまな最先端のバーチャルシミュレーターを備えています。写真は,内視鏡手術のシミュレーターでトレーニングを行う様子。〈シミュレーター室〉※6 37

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