ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.38
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金沢大学広報誌|アカンサス No.38
Talk session田中 真治 教諭(石川県立金沢泉丘高等学校進路指導課 主任)高校で培った表現力・発信力をさらに磨く尾島 : 早速ですが,最近の高校生はどんなタイプの生徒さんが多いんですか?田中 : 家庭の話だと,親とすごく仲がいい子が多いですかね。特に男子! 母親が部屋に入ることに抵抗がないんですよね。尾島 : 最近の高校生の傾向かもしれませんね。田中 : それって気質ですよね! 昔は中学,高校のどこかの時期で急激に子どもの反抗期があって,それが過ぎれば劇的に親子仲が良くなっていたような気がします。でも,今は変化が緩やかなんでしょうね。あとは,やんちゃな生徒はいないな,という印象を受けます。おとなしくて真面目な子が多いです。尾島 : 確かに! 真面目ですよね。本学の学生もそういった雰囲気はあります。田中先生は,今の高校生に大学ではどのような力を身に付けてほしいと考えていますか?田中 : 今,高校では,発信力や表現力をすごく重要視しています。本校はSGHとSSH の両方の指定を受けていて,これらは物事をいかに相手に伝えるかが重要になりますが,日本人は少し苦手なんですよね。ですから,単なる発表だけではなく,SSH(スーパーサイエンスハイスクール)将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため,先進的な理数教育を実施する高等学校等のこと。金沢泉丘高校は平成15年度に指定を受けた。進路指導教諭金沢泉丘高等学校いろいろな伝え方の指導に取り組んでいます。でもそれは,大学でさらに磨きがかかることを前提に行っているんです。尾島 : 高校から大学へつながった形で教育する,ということですね。田中 : はい。大学教育には,いかに発信して物事をうまく表現できるようになるかというところに,高校での教育以上のものを期待しています。尾島 : 本学は「金沢大学〈グローバル〉スタンダード」(KUGS)という基準を設けていまして,その中には今お話にありました,「考え・価値観を表現する」力を養うことも含まれています。高校で培った能力をさらに発展させていけると思います。共通するのは地域からの期待と国際化の進展尾島 : 田中先生は本学をどのような大学だとお考えですか?田中 : 地元の国立大学ですし, 非常に応援しています。また,本校との共通点が多い大学だなと思います。尾島 : 共通点というのは?田中 : 金沢大学は,日本海側の拠点校ですし,変わる入試, 新し石川県立高校の 金沢 見 金沢大学の尾島 石川県屈指の進学校 石川 の田中真治先生が金沢 入試などについて率直 SGH(スーパーグローバルハイスクール)国内外の大学を中心として, 企業や国際機関などと連携を図り,国際的に活躍できるグローバル・リーダー育成に取り組む高等学校等のこと。金沢泉丘高校は平成27年度に指定を受けた。2 38