ブックタイトル金沢大学広報誌｜アカンサス No.38

概要

金沢大学広報誌｜アカンサス No.38

尾島 恭子 学長補佐（入試・入試改革・学生募集・広報戦略担当）（人間社会研究域学校教育系 教授）スーパーグローバル大学創成支援事業世界トップレベルの教育研究を行う大学や，国際化を牽引する大学を重点的に支援する文部科学省の事業。本学は平成26年度に採択された。金沢大学〈グローバル〉スタンダード（KUGS）本学が育成する人材の具体的な姿を示したもの。①自己の立ち位置を知る②自己を知り，自己を鍛える ③考え・価値観を表現する ④世界とつながる⑤未来の課題に取り組む,という5つの基準がある。!学長補佐金沢大学人材育成という面において，地域や保護者の方からも期待が大きいと思います。本校も地域リーダーの育成をずっと昔から目標にしていますので，地域からの期待が大きいです。尾島 ： 地域ということで言えば，本学は金沢にある大学ということで，歴史や文化といった，創造的な価値を学ぶことができるのも魅力の1つだと考えています。地域にありながらも，地域の中で完結するのではなくて，さらに世界を目指していく。そういった方針で人材育成を進めています。田中 ： そうそう,グローバル人材の育成という点も共通点ですね。金沢大学が文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業に採択されたのと，本校がSGH の指定を受けたのは，大体同じような時期ですよね。尾島 ： 国際化というのは今まさに本学が力を入れている点です。単に英語が話せればいいということではなくて，それを学んだ学生が社会に出て，どう生かしていけるかということを重要視しています。グローバルリーダーの育成に向けて田中 ： それから，改革にすごく熱心な大学だなという印象もあります！ 昨年度（平成28年度）から授業の仕組みが新しくなりましたよね？尾島 ： はい，クォーター制（４学期制）を導入しました！ 4年間のうちに1度は留学しようということで学生の背中を押している取り組みの１つです。田中 ： クォーター制だと留年せずに留学ができるということなんですよね？尾島 ： そうなんです。例えば夏休みと次の学期を合わせて簡単に留学することができます。また，本学では授業の英語化も進めています。田中 ： 授業を英語化すると, 学生がどのくらい内容を理解できるのかがちょっと気になりますね・・・。尾島 ： 1年生の時は授業についていくのが難しいと思いますが，それを積み重ねていくうちに卒業する頃には・・・田中 ： 理解できるようになる？尾島 ： 理解できるようになる！ というのを目指しています（笑）田中 ： なるほど！ 将来的には全授業の半分ぐらいを英語化するんですよね？尾島 ： 学士課程では50％，大学院課程では100％を目指しています。これからの社会では英語の重要性がますます高まるでしょう。「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」。その理念を基に，グローバル社会の中核的リーダーとして活躍する「金沢大学ブランド」人材の育成のため，本学は教育機能の強化に向けたい組織大学改革を行っています。先生から大学た恭子 学長補佐と県立金沢泉丘高等学校大学の取り組みや改革，に意見を交換しました。国立大学法人38 3!変わる入試,新しい組織